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2017年

拙著『水稲の飼料利用の展開構造』の自薦が『月刊NOSAI』に掲載されました

単著著籍の自薦が2017年11月、『月刊NOSAI』に掲載されました。 拙著『水稲の飼料利用の展開構造』の自薦が、『月刊NOSAI』の「自著自薦」に掲載されました。 原稿情報 原稿名:水稲の飼料利用の展開構造  著 者:小川真如 掲載誌:全国農業共済協会『月刊NOSAI』第79巻第11巻 86頁 doiなど:確認次第、掲載します。

ソーシャルファームに関する書籍が刊行されました

執筆支援した書籍が2017年11月、刊行されました。 リンク 本書では、埼玉福興(埼玉県熊谷市ほか)が1990年代からソーシャルファーム(労働市場で不利な立場にある人々の雇用を創出する社会的企業)として障がい者、触法者、難病を患う人、ニートなどの就労困難者の働く場をつくり、居場所を提供。農福連携、農福一体という新たなかたちでの農業生産を行ない、事業を成り立たせている様子が記載されています。その取り […]

生産拡大局面における稲発酵粗飼料流通に関する論文が『農業市場研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年9月、『農業市場研究』に掲載されました。 本稿では、稲WCSの生産拡大期における流通の課題を明らかにするため、千葉県香取市耕畜連携協議会の事務局や利用農家等に聞き取り調査しました。その結果、稲WCSの流通範囲を設定することは、異なる地域間の稲WCS流通を促す反面、需給緩和局面においては流通範囲の限界を規定する一要因となっていることが明らかになりました。また、市内にお […]

水稲の飼料利用の展開構造に関する書籍が刊行されました

書籍(単著)が2017年7月25日、刊行されました。 リンク   本書では、近年国内で生産が急拡大している飼料用水稲を取り上げて、現代日本農村における「水稲の飼料利用の展開構造」を明らかにしました。客観性に関する既往研究を参考に、水稲の飼料利用や飼料用水稲をめぐる従来の議論・研究の茫洋さ・困難さを指摘するとともに、解決策の一つとして、政府が掲げる飼料用米・稲発酵粗飼料用稲のあるべき姿を所 […]

生産拡大局面における稲発酵粗飼料流通の実態と限界に関する論文が『農業市場研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年9月、『農業市場研究』に掲載されました。 本稿では、生産拡大局面における稲発酵粗飼料流通の実態と限界について分析を行いました。 原稿情報 論文名:生産拡大局面における稲発酵粗飼料流通の実態と限界―千葉県香取市を事例にして―  著 者:小川真如 掲載誌:日本農業市場学会『農業市場研究』第26巻第2号 54~60頁 doiなど:https://cir.nii.ac.jp […]

日本の飼料用米振興施策に関する論文が『農村計画学会誌』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年6月、『農村計画学会誌』に掲載されました。 本稿では、米の飼料利用の展開状況を踏まえて、日本の飼料用米振興施策のあり方を考察しました。飼料用米に対する補助金を規定するのは、飼料用米自体でなく、米のフードシステムや水田の位置づけであることを指摘しました。また、米価が下落すれば、飼料用米は、米の飼料利用形態の中で、もっとも高い方法となることや、米の飼料利用と飼料用米とは […]

福祉事業所による農業参入を通じた農福連携に関する論文が『地域活性研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年3月、『地域活性研究』に掲載されました。 本稿では、福祉事業所による農業参入を通じた農福連携の意義と課題について、埼玉県内の就労継続支援(B型)2事例の比較した結果、障害の程度の分布を踏まえた独自の経営判断や、経営上の農業参入の意義や農地集積行動に差異があることが明らかとなりました。“福祉”と“労働”のあり方について制度的な整備がなされていない現状において、比較的の […]

障害者の福祉的就労における生活と農業の相互結合型営農システムに関する口頭報告を行いました

学会個別報告(日本農業経済学会)を2017年3月に行いました。 本報告では、障害者の福祉的就労における生活と農業の相互結合型営農システムの分析結果を発表しました。 報告情報 題 目:障害者の福祉的就労における生活と農業の相互結合型営農システム―埼玉福興株式会社の事例分析―  報告者:小川真如 会 場: 備 考:日本農業経済学会2017年度大会

笹川科学研究助成完了報告書を執筆しました

その他の執筆記事(単著)を2017年2月、執筆しました。 本記事は、平成28年度笹川科学研究助成の成果報告書です。 原稿情報 原稿名:平成28年度笹川科学研究助成完了報告書 著 者:小川真如

中山間地域における新規需要米生産の社会的意義とJAの機能・役割に関する論文が『協同組合奨励研究』に掲載されました

単著論文が2017年2月、『協同組合奨励研究』に掲載されました。 本稿では、高知県西部の事例から、飼料用米について、全農買取スキームや、畜産農家やJAグループ等が一体的に取り組んだブランド化の取り組みの実態を明らかにしました。さらに、事例分析から主食用米から飼料用米への作付転換の仮説を立て、全国的にみて低米価・低単収地域である高知県の中でも、稲作に依存してきた地域において、飼料用米生産拡大が顕著に […]

飼料用米振興施策の効果に関する論文が『農業経営研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年1月、『農業市場研究』に掲載されました。 本稿では、農地荒廃阻止としての飼料用米を生産する事例として島根県の集落営農を取り上げて、特に売上の変化に着目し,対象事例における飼料用米の生産拡大の要因を明らかにしました。分析では、経営の余裕度として安全余裕率に着目したほか、地域貢献の分析指標として構成員還元率(構成員還元額(地代+従事分量配当+労務費+役員報酬)/総収入× […]