中山間地域における社会的企業に関する論文が『人間科学研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2016年9月20日、『人間科学研究』に掲載されました。

本稿では、三重県P市の有限会社Aについて、ソーシャルアントレプレナーの振る舞いに焦点を当てて、ソーシャルイノベーションを誘起する組織選択や組織ポートフォリオ、収支状況を事例分析しました。対象事例では、地域資源である農産物や文化を活用した価値創造として和菓子製造販売が取り組まれ、集落外から対価を獲得するほか食文化の継承を実現しています。農業法人Aにとって農業公園設立は、新事業展開につながる一方、市町村合併や集落別の農地利用戦略といった”地域”の変化・設定がもたらす外部環境の変化は経営戦略の限界をもたらしたことを明らかにしました。
なお、本研究成果は、公益財団法人ロッテ財団奨励研究助成(研究代表=佐藤奨平)による研究成果の一部です。
原稿情報
論文名:中山間地域における社会的企業の戦略と限界集落を基盤とした和菓子製造販売企業の有限会社Aの事例に着目して
著 者:小川真如
掲載誌:早稲田大学人間科学学術院『人間科学研究』第29巻第2巻 193-198頁
doiなど:https://ci.nii.ac.jp/naid/120005895926
 

構成

1 課題と方法
2 対象地域の概況と有限会社Aの設立経緯
 (1)対象地域
 (2)Q氏による有限会社Aの設立とその位置づけ
3 農業公園整備と有限会社Aの事業展開
 (1)旧Z町の地域活性化に向けた農業公園設置
 (2)地域活性化施策に呼応したQ氏の活動の展開
4 地域施策の変容と有限会社Aの戦略の現段階
 (1)町合併による地域施策の変容
 (2)有限会社Aの現状と課題
5 考察
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