宇都宮大学農学部農業経済学科 小川研究室

 
  
農業経済学・人間科学の見地から、農業、農村および農学について、必要な調査研究を行うとともに、その成果の普及を通じて、学術および国民経済の発展に貢献します。この際、短絡的に今日的有用性を強調する姿勢には危険がはらんでいることに留意を忘れず、農学者としての矜持をもって真摯に学問にはげみます。
 
① 自主研究を行います。
② 官公庁、公共的団体等、民間事業体等、個人からの相談・依頼に基づき、農業・農村について調査研究を行います。
③ 栃木県内在住の個人、栃木県内所在の法人等からの相談・依頼、相談・依頼に基づき、農業・農村について調査研究を行います。
④ ①②③のほか、研究方針に沿った調査研究活動を行います。

※ご依頼順、調査研究企画成立順の対応を基本としています。
※労働基準法、国立大学法人宇都宮大学就業規則等、関連法令、規則・規程を遵守します。
※現在、新規のご依頼・ご相談は、2025年4月以降に開始する調査研究等のみ受け付けています(2024年4月1日時点)。

 

・「今後、人口減少、高齢化がさらに進展すれば、農業経済学の担い手問題も深刻なテーマとなるだろう。職場・役職が減るなかで、若手研究者の減少はもちろん、若手、高齢者、外国人を含めた仕事の奪い合いの激化も予想される。日本農業の担い手問題と同様に、〈若手の不足〉と〈担い手全体の競合〉が併存する構造である」1)。この構造と危機感を常に意識しながら、日本農業をめぐる〈担い手〉として、農業経済学者を含む多様な〈担い手〉を育成します。

・「学問を社会にどう役立てることができるか」2)と問い続けるとともに、「日本の農業経済学をより深く、より建設的な学問にしていくことができる」3)との信念をもって教育を行い、農業分野か非農業分野かを問わず、農業経済学の修養で培った力を生かして幅広く社会で活躍できる人物を輩出します。

1)小川真如(2023)「〈書籍紹介〉現代日本農業論考」『農業・農協問題研究』80、pp. 61-63、の一節より引用。
2)小川真如(2022)『現代日本農業論考 ―存在と当為、日本の農業経済学の科学性、農業経済学への人間科学の導入、食料自給力指標の罠、飼料用米問題、条件不利地域論の欠陥、そして湿田問題-』春風社、の一節より引用。
3)注2と同じ。

 

本研究室の研究方針・教育方針にご賛同いただき、寄付のご協力をいただける場合には、「宇都宮大学3C基金」を通じて、お手続きをいただきたく、お願い申し上げます。

・個人の場合、1口1,000円(法人・団体の場合、1口の金額に特に定めはありません)
・1口以上何口でも結構です。1回に10口以上ご寄附いただいた方には特典が用意されています。
・税制上の優遇措置など、詳細は、「宇都宮大学3C基金」をご確認ください。
 ※「宇都宮大学3C基金」では、特定の研究者、研究室などに寄付することができます。
 <研究寄附金>教員の教育研究の奨励を使途とするものです(寄附申込書の提出が必要となります)。
 <部局等使途特定>特定の部局やプロジェクト等寄附先を特定して全般的な支援するものです。

 

小川研究室は人手不足、蔵書不足です。
研究協力、共同研究、蔵書のご提供等、お気軽にご連絡ください。
※現在、農学にかかわる私家本や実務家・研究者のメモやノートの収集に力を入れています。ご協力いただけますと幸いです。

 

「宇都宮大学農学部農業経済学科 小川研究室」の連絡先
 〒321-8505栃木県宇都宮市峰町350 宇都宮大学農学部2号館