講演・報告(招待あり)を2015年11月29日に行いました。
本報告では、米価が低く、また米の単収が低い地域における飼料用米生産の経営実態を分析し、経営行動の合理性と展開可能性を解明しました。まず、現行の経済政策下においては、低米価な地域ほど主食用米に比べ飼料用米生産が合理的となります。次に、生産性が低い地域ほど主食用米に比べ飼料用米生産が合理的となります。これらの2つの傾向は、米生産量が下落する地方における飼料用米生産の展開可能性を示すものであると考察しました。
なお、本報告は、全国農業協同組合中央会平成26年度JA研究表彰奨励事業の研究成果です。
報告情報
題 目:低米価・米低単収地域における飼料用米生産の合理性と展開可能性―高知県幡多地域の大規模稲作経営の事例より―
報告者:小川真如
会 場:金沢大学
備 考:農村計画学会2015年度秋期大会。農村計画学会誌『論文特集号』第34巻論文特別号に小川真如「低米価・米低単収地域における飼料用米生産の合理性と展開可能性:高知県幡多地域の大規模稲作経営の事例より」が掲載されたことに伴う口頭報告
報告者:小川真如
会 場:金沢大学
備 考:農村計画学会2015年度秋期大会。農村計画学会誌『論文特集号』第34巻論文特別号に小川真如「低米価・米低単収地域における飼料用米生産の合理性と展開可能性:高知県幡多地域の大規模稲作経営の事例より」が掲載されたことに伴う口頭報告