NO IMAGE

和菓子企業の原料調達と地域回帰に関する書籍が刊行されました

書籍(分担執筆)が2019年2月20日、刊行されました。

本書は、和菓子企業の原料調達と地域回帰の実態を、社会科学の立場から、各種統計・資料の分析や団体・企業でのヒアリング調査をもとにしたケーススタディによって、実証的に明らかしたものです(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784811905471)。

【執筆した箇所】
●第1章 和菓子をめぐる産業構造(単著)
●第6章 農業法人による和菓子製造とマーケティング戦略─集落の水田を守る社会的企業・有限会社藤原ファームの事例分析─(単著)
●補論 和菓子業界における原料調達の新局面─栄養成分表示と新たな原料原産地表示の義務化に着目して─(藪光生・小川真如 著)
●コラム 地域の女性が支える生菓子産業(単著)
●コラム 食文化としての和菓子と地域資源の活用(単著)

書籍情報
書籍名:和菓子企業の原料調達と地域回帰
編 著:佐藤奨平
出版社:筑波書房
doiなど:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784811905471
 

構成

序章 本書の課題と構成
  第1節 本書のねらい
  第2節 本書の課題
  第3節 本書の構成
総論編
 第1章 和菓子をめぐる産業構造
  第1節 和菓子の多様性と本章の目的
  第2節 本章での「和菓子」に対する視座と分析方法
  第3節 和菓子の原料の生産地域
  第4節 和菓子の消費と地域性
  第5節 和菓子製造企業の規模の動態
  第6節 和菓子企業と地域との関わり−総合的考察と残された課題−
 コラム 地域の女性が支える生菓子産業
 第2章 原料卸売企業からみた和菓子業界の特質と課題
  第1節 研究の背景と目的
  第2節 研究の方法
  第3節 S社にみる和菓子原料卸売業界の特質
  第4節 和菓子の原料調達の特質と課題
  第5節 結論と課題
 補論 和菓子業界における原料調達の新局面
 第1節 新法「食品表示法」制定の背景と目的
  第2節 加工食品の栄養成分表示の義務化
  第3節 すべての加工食品の原料原産地表示の義務化
  第4節 和菓子業界ならではの課題
  第5節 和菓子業界ならではの可能性
  第6節 和菓子業界における原料調達の一展望−国内農業との新たな連携や連携強化−
事例編
 第3章 和菓子企業の農業参入による原料生産の展開過程と課題
  第1節 はじめに
  第2節 和菓子原料の果樹の生産に取り組む(株)M
  第3節 (株)Tの和菓子原料の生産の展開課程と課題
  第4節 おわりに
 コラム 土産物としての菓子前編−農村における新たな農産物の導入と土産物の開発の事例から−
 第4章 クリ菓子業者によるクリ生産への接近
  第1節 クリ菓子の特徴と調査地の位置づけ
  第2節 調査地におけるクリ菓子とクリ生産の概況
  第3節 (株)恵那川上屋の概況
  第4節 地域農業への働きかけ
  第5節 クリ生産事業の拡大
  第6節 クリ菓子業者によるクリ生産への接近
 第5章 和菓子企業と地域農業との連携
  第1節 はじめに
  第2節 飯島町の概要と地域農業システムの取組
  第3節 和菓子製造業者と飯島町との連携の経緯
  第4節 (株)信州里の菓工房の経営
  第5節 栗生産法人の取組
  第6節 総括
 コラム 土産物としての菓子後編−「TOKYOの畑から」の取り組みの経験から−
 第6章 農業法人による和菓子製造とマーケティング戦略
  第1節 本章の目的
  第2節 対象地域の概況と藤原ファームの設立経緯
  第3節 旧藤原町による農業公園整備と藤原ファームの事業展開
  第4節 地域施策の変容と藤原ファームの戦略の現段階
  第5節 藤原ファームにおける和菓子原料調達とマーケティング戦略−他事例との比較も含めて−
 コラム 食文化としての和菓子と地域資源の活用
 終章 和菓子企業の地域回帰の特徴
  第1節 和菓子産業の現状と原料調達の仕組み
  第2節 和菓子企業の原料調達における「地域回帰」の取り組みとその性質
  第3節 残された課題と展望
私のコメント
あとがき

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!

その他の書籍の最新記事8件