論文(単著)を2012年3月、執筆しました。
本稿では、我が国の水田の有効利用を課題の背景に、水田利用の形態として、飼料イネ・飼料米をいかに位置づけるべきかを検討しました。1980年代以前の議論を出発点とした文献整理とともに、3事例の分析を行いました。現行の経済政策の飼料用水稲に対する補助金は、圃場条件格差は考慮されないことが明らかとなったほか、さらに価格形成に関して、農地保全を最大関心事項とするならば、価格形成の成否が飼料用水稲生産の継続性に影響することを明らかにしました。
原稿情報
論文名:我が国の水田利用の現段階的性格に関する一考察―飼料イネ・飼料米を事例に―
著 者:小川真如
備 考:国立大学法人東京農工大学農学府共生持続社会学専攻修士論文
著 者:小川真如
備 考:国立大学法人東京農工大学農学府共生持続社会学専攻修士論文
構成
第Ⅰ章 問題の所在と課題
第Ⅱ章 稲の飼料化技術
第Ⅲ章 飼料イネ・飼料米に対する政策的推進の変遷
第Ⅳ章 飼料イネ・飼料米推進に関する考察
終章 我が国の水田利用の現段階的性格への一考察
第Ⅱ章 稲の飼料化技術
第Ⅲ章 飼料イネ・飼料米に対する政策的推進の変遷
第Ⅳ章 飼料イネ・飼料米推進に関する考察
終章 我が国の水田利用の現段階的性格への一考察