NO IMAGE

福祉事業所による農業参入を通じた農福連携に関する論文が『地域活性研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2017年3月、『地域活性研究』に掲載されました。

本稿では、福祉事業所による農業参入を通じた農福連携の意義と課題について、埼玉県内の就労継続支援(B型)2事例の比較した結果、障害の程度の分布を踏まえた独自の経営判断や、経営上の農業参入の意義や農地集積行動に差異があることが明らかとなりました。“福祉”と“労働”のあり方について制度的な整備がなされていない現状において、比較的の労働能力が高い障害者の評価や作業分担については、現場によって対応・模索されている現状が明らかとなりました。
なお、本論文は、早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所「農学・バイオ・社会科学の融合研究体制を基礎とした持続的な食料供給体系の確立」(代表=天野正博)の研究成果の一部です。
原稿情報
論文名:福祉事業所による農業参入を通じた農福連携の意義と課題就労継続支援(B型)2事例の比較より
著 者:小川真如
掲載誌:地域活性学会『地域活性研究』Vol.8 153~162頁
doiなど:https://ci.nii.ac.jp/naid/40021186167
 

構成

1 研究の背景
2 研究の目的と方法
 (1)研究の目的
 (2)研究の対象と方法
 (3)対象地域の概況
3 両経営の概況と利用者の偏りの背景
 (1)設立経緯と組織運営の概況
  1)埼玉福興株式会社
  2)NPO法人Y
 (2)障害の程度の偏りの背景
4 両経営における農業の位置づけと効果や課題
 (1)農業の位置づけと効果
 (2)2福祉事業所からみた就労継続支援(B型)の課題
5 タマネギ生産の実態
6 考察
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!