農家間交渉による飼料用水稲価格の合意に関する論文が『農業市場研究』に掲載されました

単著論文(査読あり)が2016年9月、『農業市場研究』に掲載されました。

本稿では、一般的に農家間で交渉されている稲WCSの価格形成について、その特質の解明を目的に、埼玉県美里町産稲WCSを分析対象として調査を行いました。農家間交渉には、補助金の変動や、製品品質、収穫・調製機械の減価償却、販路開拓費用等が影響していることが明らかになりました。こうした価格形成には、連携システムの持続化を図る協調的な特質があり、稲WCS価格は地域営農システムの調整の一端を担っていると評価しました。

 

なお、本研究は、早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所「農学・バイオ・社会科学の融合研究体制を基礎とした持続的な食料供給体系の確立」(研究代表者・天野正博)の研究成果の一部です。

原稿情報
論文名:農家間交渉による飼料用水稲価格の合意とその特質―埼玉県美里町産稲発酵粗飼料の価格形成に着目して―
著 者:小川真如
掲載誌:日本農業市場学会『農業市場研究』第25巻第2巻 21~27頁
doiなど:https://ci.nii.ac.jp/naid/40020971002/ja/?range=0&sortorder=1&start=1&count=20
 

構成

Ⅰ はじめに
Ⅱ 農家間による価格形成
 1 美里町における耕畜連携 
 2 美里町産稲発酵粗飼料の価格形成
 3 2015年産稲WCSをめぐる農家間交渉
 4 美里町産稲WCSの農家間交渉の効果
Ⅲ 畜産農家の経営実態と稲WCSの位置
 1 対象農家における稲WCS利用状況
 2 稲WCSの希望購入価格
Ⅳ おわりに

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